子豚の紆余曲折 薬学生日記

都内在住、現役薬学生の見聞録

【感想】苫米地英人「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める を読んで周りの目を気にせず行動できるようになった

 

テスト前や新しく何かを始めようと思った時、他のことを考えてしまってなかなか集中できずに後悔した経験などないだろうか?

今回は一度でもそう思ったことのある人には必見の周りのモヤモヤを消して集中できるようになる一冊を紹介したい。

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

  • 作者:苫米地英人
  • 出版社/メーカー: コグニティブリサーチラボ株式会社
  • 発売日: 2014/04/14
  • メディア: Kindle
 

 

私たちの頭は他人のことでいっぱい

大規模なパーティー会場で「これが私です!」というように自分について説明しろと言われたらどのように説明しますか?

2,3分ほど考えてみてください。

 

例えば「〇〇大学に通っている」「〇〇というバンドを応援している」「お肉が好きだ」「私はノリが良くて明るい性格だ」というように私たちは自分に関する情報を次々と相手に与える。

 

しかし、それは「自分という存在そのもの」ではなく「自分と関係のある存在」に関する情報である。

大学もバンドもお肉も「自分以外の組織や場所や物体」である。

「ノリが良くて明るい性格」というのも以前に誰かに言われたことを受け入れているだけでしょう。

 

つまり

「自分 」を定義しようとしても 、使える情報はすべて 「他者 」の情報 。ということは 、 「自分 」とは 、 「他者の情報 」でできている

 

自分というものは「他者との関係にまつわる情報」が寄り集まったものに過ぎないのである。

 

なぜ私たちの頭がいつもモヤモヤしているのかいうと私たちが「他人でいっぱい」だからである。

「大企業に就職すれば将来が安泰だ。」

「自分は〇〇大学以上じゃないから学歴コンプレックスを抱いている。」

というように日々くだらないことで悩んだりしているのは

「他人のモノサシで自分を測りながら生きている」からである。

 

頭のゴミ(モヤモヤ)の正体は、他者からの刷り込みや子供の頃から親や周囲や世間から刷り込まれ蓄積していった価値観やルールであり頭はガラクタがいっぱいでまさにゴミ箱状態である。

 

頭のゴミを消して集中力や思考力を高めたかったら、他人から与えられたモノサシを捨てることである。

 

自分のやりたいことって何だろう

 

日本の若者は他の先進国と比べて将来の夢、つまりやりたいことがある人がとても少ないのである。

 

なぜやりたいこと、自分が本気になれることが見つからないのか。その理由は

「自分中心に考えているからである。」

 

「自分は何をやりたいのだろう」といういわば「自分探し」という自問の世界には自分しかいなく他人がいないのである。

人間の幸福というものは自分だけの幸福ではなく他人が幸福になってこそ自分の幸福である。

 

すなわち「自分が何をすれば他人が喜ぶのであろうか?」という視点で考えれば自分の「やりたいこと」を見つけ易くなるのである。

 

このように自分のやりたいこと(ゴール)を見つければゴール達成に必要のないものは捨てて、ゴール達成に必要なものだけを選ぶことが自然とできるようになり頭のゴミがなくなっていく。

 

以上を踏まえて頭のゴミを捨てれば物事に集中できるだけではなく自分の新しい世界が開けていくと思う。

 

ここに書いたこと以外にもこの本では様々な種類のゴミについて書かれているので是非手にとって読んで欲しい。

 

この本は紙媒体で買うと1540円するのだがkindle unlimited(月額980円)に登録していれば無料で読むことができるし元が取れる。

kindle unlimitedは雑誌や小説や漫画など幅広い分野の本がスマホ一つで読める最強のツールである。

これを機にkindleデビューをしてみてはいかが?

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